人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ひだまりすずめ 中山寒稀のブログ fuyuci7.exblog.jp

ライター、CFP              ゆる~く健康、人生、終活を語る!


by 中山寒稀

高齢者に医療保険は必要か?

こんにちは。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年はちょうどそんな感じ。
急に涼しくなってきました。

さて、ある女性から「医療保険に入ろうと思ったけど、断られた」という話を
聞きました。
年齢は、70歳代後半。
後期高齢者医療の対象世代。

「なにゆえ、今!?」という疑問を感じたのですが、
話を聞いてみると、80歳でも入れるという保険があるということを知り、
なんとなく不安を感じたらしい。

入れなかった理由は、すでに医師から手術を進められている状態だったから。
ただし、内臓的な病気ではなく、命にかかわらないこと、
手術をすることで、起こるリスクを考えて手術をせずに現状維持の予定だとのこと。

本人曰く、健康には問題ないらしいのですが、整形外科、眼科もあわせると、
病院にはよく行ってるし、ちょっとした手術も何度かしている。
年齢的にも、いつ何が起こるかわからない。

彼女の場合は、加入する段階で断られたのですが、
実際に保険に加入できても、悪気なく告知義務違反をしていることもある。
自覚がなくても、契約時にすでに発病していたことがわかると、告知義務違反。

後期高齢者医療制度により、彼女の年齢なら医療費の優遇がある。
そして、高齢になってはいる保険は、リスクが高いから保険料も高い。

じゃあ、保険に加入すると「損なのか」と言われると、
そんなことはなく、状況によるというのが現実。

どんな病気になるか、何歳まで生きるのかがわからない。
何ともいえないんです。
(だから、保険なのですが)

保険は、「確率」の問題。
「確実にー」はありません。

じゃあ、どうしたらいいかというと、メリット、デメリットを知ったうえで
決めること。
保険屋さんは加入してほしいのは当たり前だし、説明義務がある。
保険のことは多少知っている私が説明を聞いていると、
「微妙な言い方をするなあ…」ということが多々ある。
嘘じゃないけど、誤解をさせるような言い方。

そこに惑わされないためには、信用できる保険屋さんに依頼すること。
「デメリット」をきちんと説明してくれる保険屋さんがいいと思う。
また、説明を受ける際は誰かに同席してもらうこと。

同席してもらうのは、保険屋さんの説明を受けるためというのもありますが、
保障が必要になった時に、使えるように「知っておいてもらう」ことも
大切です。

保険のCMで、「これで安心」みたいな言い方をよくしますが、
あくまでも、「病気やけがをした時にお金の心配が減る」という意味。
言い方を変えれば、きちんとお金の対策ができていれば、問題ありません。

ちなみに、高額な医療費が必要な先進医療を受ける場合は自己負担。
そんな時は、「先進医療特約」がついた保険はお役立ち。
ただし、どこでも受けられるわけではなく、対象となる医療機関や病気は
限られています。
内容をきちんと知っておきましょう。


年齢によっては後期高齢者医療の対象になりますし、
そうでな方も高額療養費などの制度もあります。
そういう意味で、医療費の実際の負担はどのくらいになるか。
手術が必要になった時は?など、一度は考えてみましょう。







by fuyuci_nacayama4 | 2017-09-23 14:28 | 徒然なるままに